ひとつの幸せ~第16章~
「あなたと、私の思い出の形を残したいのよラディッツ」ちゃんと、ちゃんと私とあなたが付き合っていたという確かなる証を。
歴史の因果から生まれた出会いを、感謝して生きてきたことを。神である自分が人間のラディッツに惚れてしまい、付き合いこのように逢瀬を重ねるようになったという証拠を。
「なんて重たいかしら…私もビーチの雰囲気に「撮る」えっ」
「やるぞッ、そんなの早く言えっっ!。おいバカパクリ!、カメラ寄越せ!!」
「ちょっまっまちなさい!、そんな早くにしなくてもいいのよ!?」
「お前の気が変わる前にしたいのだ!、皇嵐がっそういうの珍しいだろ」
「~~!」そうだ、そう言えばこのようなことを自分から言うのはあまりない。今日このビーチに来てからかなりの発言をしてきた。
ああやはり、周りの空気に当てられてるのだ。こんな涼やかな波の音と優しく淡い月の光、そしてサラリと通る爽やかな風がある環境にいたら。
神であろうと浮き足立ってしまうに決まっている。
「まあまあ、祭りは楽しんだ者勝ちっすよ…踊らなきゃそんともいいますから」
「国重…!、おねがいっ私の言ったこと無かったことにできないかしら??」
「無理っすね!」
「皇嵐様、むしろ素直に言えたと喜んだ方がいいですよ!」
「いやきさまらは忘れろ、俺だけ覚えてればいいからな」
「相変わらずの独占欲ですね、はいどうぞ」ぽんっと国重はラディッツに小型のカメラを渡す。
「あなたがよく私を撮っていたやつよね…」幼い頃から、ずっと。
「ああ、せっかくだしコレで皇嵐と映るのもいいだろ?」そう楽しげに言う彼の顔はあのころと変わらない、生意気な子供時代のものと一緒だ。
歴史の因果から生まれた出会いを、感謝して生きてきたことを。神である自分が人間のラディッツに惚れてしまい、付き合いこのように逢瀬を重ねるようになったという証拠を。
「なんて重たいかしら…私もビーチの雰囲気に「撮る」えっ」
「やるぞッ、そんなの早く言えっっ!。おいバカパクリ!、カメラ寄越せ!!」
「ちょっまっまちなさい!、そんな早くにしなくてもいいのよ!?」
「お前の気が変わる前にしたいのだ!、皇嵐がっそういうの珍しいだろ」
「~~!」そうだ、そう言えばこのようなことを自分から言うのはあまりない。今日このビーチに来てからかなりの発言をしてきた。
ああやはり、周りの空気に当てられてるのだ。こんな涼やかな波の音と優しく淡い月の光、そしてサラリと通る爽やかな風がある環境にいたら。
神であろうと浮き足立ってしまうに決まっている。
「まあまあ、祭りは楽しんだ者勝ちっすよ…踊らなきゃそんともいいますから」
「国重…!、おねがいっ私の言ったこと無かったことにできないかしら??」
「無理っすね!」
「皇嵐様、むしろ素直に言えたと喜んだ方がいいですよ!」
「いやきさまらは忘れろ、俺だけ覚えてればいいからな」
「相変わらずの独占欲ですね、はいどうぞ」ぽんっと国重はラディッツに小型のカメラを渡す。
「あなたがよく私を撮っていたやつよね…」幼い頃から、ずっと。
「ああ、せっかくだしコレで皇嵐と映るのもいいだろ?」そう楽しげに言う彼の顔はあのころと変わらない、生意気な子供時代のものと一緒だ。
