白銀の戦士

「いくらオレたちがやれるにしても、後ろからやられたら……のがあるだろ」
「向こうが地の利を持ってるのはわかってるさ、…だからそこは力自慢のナッパに頑張ってもらう。こいつの攻撃は豪快で力自慢がいると分かりやすいからな!」
「なんだカリー、オレのことおだてる気か!? 」のってやろうじゃねえか!、とバシバシっとカリーの肩を叩きカリーもそうだよ!とノリ笑う。
「あんたの攻撃なら相手をこわがらせれるし、隠れてたやつも炙り出せれるからな!」
「相変わらず調子の良い奴じゃねえかッ!」
「チッ!、調子のいいヤツらだ」ベジータはげらげらと笑うふたりのノリに呆れたのか舌打ちをしてつぶやく。
ターレス自身も2人のノリに蟠りを抱えつつ見た。やはりいくら昔からの知り合いだといえど、妬けるものはある。
自分の心が狭いな、と思うが惚れてしまっているものは仕方ない。ラディッツのこと言えねえな、と苦笑の色を浮かべ酒をひとくち飲む。酒の苦味が口の中にじんわりと広がり今の自分の心のようだ。
「じゃっ!、ナッパまたな!!。また落ち着いたら酒飲もうぜ!」
「おう!!、次こそおめぇに勝つからな!」酒を大量に飲み干し、話し合いもあらかた片付き終わり解散した。
夜風に当たりつつ自分たちの家へと帰っていこう、とするとなぁとカリーから話しかけられターレスはなんだ?と聞き返す。
「お前…体調大丈夫か?、なんかおちつきなさそうだぞ」
「……っ」こいつ、オレの異変に気づいてたのかとドキリとする。どうにか自分としては悋気の気持ちを抑えていたつもりだ。
だがカリーは、この様子…どこか違和感あると察していたのだ。
「まぁー、王子たちとかさお前そんなに会ったことねぇし…任務も一緒とかそんなになかったもんな」
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