初めまして愛しき方~第4章~

カリーとターレスからしたら、ラディッツはバーダック似だろと思っている。いや確信だ。
そりゃ、戦闘バカではないがこう荒い言い方とか威圧するような雰囲気は『あっ、バーダック。』と思わせる。
まぁそれだけではなく、ラディッツはどこか両親に一線を引いているような所がある。それはカカロットが生まれてから、更にだ。カリーはその反応と彼の他人から一線を引いてる態度を心配している。…いつかラディッツが遠くに行きそうな気がしてだ。
「ラディッツ、バーダックは?。」
「遠征だ。そんな大した所じゃないみたいだが…」
「まっ、バーダックならはやく終わりそうだな。でもよかったじゃねぇか、あの王子と「どうせ、親父の後光だ。」?」ポツリ、とラディッツは呟いたがターレスには届かなかったがカリーは聞こえていてこの小さい子供にかかっている重圧を想像して恐怖を感じた。
英雄バーダックの長男……そのプレッシャーはかなりのものだろう。
「…それとだ、皇嵐もそのときに帰るらしい。」
「帰るのか…!?。」
「まっ、用もなくなってきたみたいだからな。ちょうどいい時期…ってとこかな。」皇嵐は、会いたいヤツにも会えたりしてある程度済ませたらしいし。
「ありゃっ、主残念っすね~…あのかた、帰っちゃうんっすか。」カリーとターレスは聞きなれない若い男の声に驚愕した。
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