白銀の戦士

「親心みたいなもんですよ、これでも…ラディッツの親父バーダックの上司ではあったんで」
「ふんっ、そんなぬるい感情でか?。白銀の死神といわれたきさまにしては甘いな」
「なにいってるんですか、サイヤ人は親より仲間といることが多いゆえに仲間に対して家族並の感情をもつことはざらにあるでしょ?。俺もそれ故にです、…まっあとはあなたの教育係として俺も一任されるはずだったからというのもありますよ」これは嘘ではない、己の家のルーツや色々調べたりして言って改めて故郷と向き合いたかったというのもある。
長いサイヤ人の歴史…その中で王家として誇るベジータ、どのようなものかサイヤ人の王とはと向き合いたかった。
そして、我が先祖ナエが唯一皇帝そして唯一無二と付き従ったカリグラ……それとの違いも気になったからだ。
「(ラディッツのやつのことにも関連するし…な)ね?、変なのないでしょ」
「…良いだろう、カリーお前ならオレ様の足を引っ張らないはずだからな」
「ま、ナッパよりは少なくともね」
「な!?、カリー!。お前っ相変わらず一言多いぜ!!」
「戦闘においては俺のが強いじゃーん、ナッパ」
「うるせぇ!、大体おめえはガキの頃からおかしいほど強かったろうが!!」
「サイヤ人としては俺、超一流なんで!」ふふんっとドヤ顔しながらナッパと軽口を言い合うカリーをターレスは、どこか冷めた目でみる。
カリーの幼い頃…、自分がカリーと会った時には既に大きく小さくはなかった。高身長に少し細身に見えるが引き締まり鍛え上げられた体格、立派に戦士としてあったときだ。今ナッパが何気に話しているのは、カリーの幼い頃で戦士として頭角を現すかどうかの時期。
自分の知らないカリーの歴史…。
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