白銀の戦士

「あの話、ヤシモとかいうサイヤ人がそれだったってやつだろ?。結果的にやられちまってのさ」
「ああ、そんな話だったなぁ……オレもだいぶ昔に聞いた話だから忘れちまってたぜ」
「脳みそが単細胞だからだろ」そんなナッパの言葉にターレスは鼻でわらい、けっという。
「なんだと!、カリーのひっつき虫が!!」
「まあまあ落ち着けよナッパさん、実際あんたが単細胞なのわかりきってんじゃん」
「笑いながら言うんじゃねぇ!、カリー!!」
「うるさいぞ!ナッパ!!!」
「っ!」怒りで立ち上がってたとこ、渋々と座りちびちびとお酒を飲む。カリーはターレスの方をチラリ、と見て様子を見る。気のせいだろうか、普段より機嫌が悪そうだ。
ラディッツの件もあり、2人を警戒していたりするところはあるが…今日はやけに突っかかる。
「(どうした、マジで……)」
「…カリー、きさまなぜオレ様たちと行動することを承諾した」
「ん?」
「きさまはよくそこの腰巾着やラディッツと行動をしていたやつだ…、なぜオレ様たちとやろうとしている」とんっと木製の机を小突き、ベジータは話し続ける。
「今お前の立場は、実質このオレよりフリーザ軍の中では上だ。なぜいまさらだ、指示を出されようと断れたはずだ」
「……」
「ラディッツの件で、キサマがオレたちのことをあまりよくおもっていないこともわかっている。そのうえで何故だ」
「…やはり、あんたは分かってたか王子」ベジータの鋭く睨みつける視線にカリーは息を吐き、隠し切れるわけないかと呟き応える。
「別に、変な目的もありませんよ……ただラディッツのやつがどんな雰囲気の中仕事してるのか気になった」
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