白銀の戦士

グラスとグラスがぶつかり合う音が個室へと響く、奢りだ奢りー!とカリーが騒ぎみなを連れてフリーザ軍傘下の店へと来たのだ。
「オラオラぁー!、じゃーんじゃん飯持ってこーい!!」カリーの陽気な声が響きわたり、ナッパもそれにあわせて飯だ!つまみだ!!とさけぶ。
「オレたちサイヤ人は酒とつまみをたのしむからな!」
「そうだよなぁ~!、ナッパ!!。さすがエリート家系だわ!」ケラケラと騒ぐ(一応)部下ふたりにベジータは冷たい目線を向けつつ飲む。
「ち!、おまえたちふたりは揃うと騒々しい」
「王子さまよぉ~、それはなくねえか?。俺たちゃああのフリーザ軍で生き残ってんだぜ、ちったぁ優しくしろよ」
「まあまあカリー、王子もちょっとフリーザ様ので…苦労してっから」
「あ?、そんなにか??。書類関係なんかほとんどおめえらラディッツにさせてんだろ」じと、とナッパをみればゆっくりと視線を逸らしそっそれはと口ごもる。
「確かにラディッツの野郎がなんやかんや、いろいろとしてくれてるけどよぉ……フリーザ様の方は相変わらず王子に色々と任せたりや裏切らないようにか度々声をかけてきたりして…」
「何でもスーパーサイヤ人って、あっただろ?。おとぎ話のあのことをやけに気にかけてるんだ」ジョッキにあるビールを豪快に飲みながらナッパは話す、カリーはそういえばあったなーとフリーザから話しかけられたカリグラの話を思い出しつつ聞いた。
成程、ベジータは幼少期から王家の中でもできるものであった。そちらの伝説については密かにフリーザはベジータがその可能性を持っているものとして、警戒しているということなのだろう。
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