ひとつの幸せ~第13章~

2人は飲み物などを買い終えて、国重や翼たちがいる所へと戻った。
「あらあら、どうしました主幸せそうな顔をして」
「…お前を見たら、なんか落ち着いたな」
「皇嵐様からいいこと言われましたか?、主様」
「…翼くんは、テレパシーでも持ってるの?」ラディッツからフルーツのドリンクを受け取りながら皇嵐は翼へと問いかける。何この子、かんがよすぎないか。
「?、まとってるオーラがそんな感じに思ったので」
「皇嵐から可愛いことを言われたからな、鼻がいいな犬は」
「ふふ!、主様のことわかりたいですから」ほんとこの子の忠犬ぶりには恐れ入る、ラディッツからさも嫌味のようなこと言われてもこんなにルンルンとしてるのだから。
翼に色々お甘いものもあったから買ってきなさい、と皇嵐は告げて交代する。国重の方も行きますよ、と言ってこっそりとラディッツに耳打ちした。
「なるべく早く戻りますので、主そのあと交代しましょ」
「っ、バカパクリが…!」人が何気に気を逸らしてたことを彼はやはりわかって告げてくる。そうだ、もう時刻へとなってきたのだ。
ここからは楽しくもあるが、自分の度胸試しも来るのだ。
「良いでしょ?、まっこっから気分上げていきましょうよ。皆様いますから大丈夫ですって 」
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