ひとつの幸せ~第12章~

野次馬上等の悪魔の姿が……、ニヤニヤと楽しげに見てきている。
「(こいつっ、わかってるな)」自分が緊張してることも先程のキスの時既に理性が危うかったことも。
これだからこいつのこと嫌いなのだ!、とラディッツは強く思う。
「皇嵐様たちー、少ししたら昼にしませんか?。」その後また泳いでもいいでしょ、と国重は砂浜から声をかける。
「あら!、それもそうね。なにかお店見て買ってもいいかもしれないわ。」
「わーい!、もうちょっと遊んだらそうしましょ!!」
「…そうだな(そしたらちょうど受取りだな)」気を見計らって取り行くか。だが、この国重のさり気ない誘導にも助かってる。ああ複雑だ、1度殺すだけで許そうとおもう。
「え、どっちにしろ俺様死ぬの?。」
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