ひとつの幸せ~第12章~

失敗してもへこたれず、彼女にはアタックするがこんなに楽しんでるのだから少し脈アリだろう。
皇嵐の方にも大量の水をかければ、きゃ!と可愛い声を上げてまたしてくる。
「もうッ!、冷たいじゃないの!!。」
「お前が先にかけてきただろ!」あっ、とかけあってると2人して海へとこける。皇嵐が、ラディッツを押し倒すような態勢で。
「っっ」顔も近く皇嵐も頬を染めてしまう。水着によってさらけ出されてる彼のからだ、陽の光の元なのでよくみえてしまう。
「…皇嵐」後頭部に手を回し、もう1回くらい大丈夫だろと口づける。
「っんん!、何するの!?」人がというが、他のカップルたちもイチャついたり彼が彼女を身体でかくしキスしたりしている。
「これくらい、いいだろ?」パッ、と手を離し皇嵐を立ち上がらせる。ちらりと翼の方を見るとグッ!とサインを出している。
ああこの犬、見やがったなとラディッツは舌打ちをする。
「…もう少し、遊ぶか?。」
「えっ、ええ…」やばい、さっきの恥ずかしすぎると皇嵐は手を頬に当てる。こんな明るいところで人もいるところでキスをしたのは初めてだ。
普段自宅にしかいないからこそ、より羞恥があり恥ずかしい。というか、なんだあのラディッツの慣れた手つき。寝ている自分に良くしていたと本人話していたが、それだけじゃないだろう。たらしか?、天性のたらしか??。
「あなたっ、手慣れすぎよ」向こうの…Raの方がどうか分からないが、ラディッツというもの達はみなたらしなのだろと皇嵐は思う。
「は?、何の話だ。」
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