ひとつの幸せ~第11章~

「お客様、どうされましたか?。」そうしてたらポニテの女性店員が話しかけてきた。皇嵐はあっ、と思い試着室の場所を聞く。
「その、試着できるところあるかしら?。」
「お子様のでですね!、ありますよ。」レディースとキッズ用の奥に白いカーテンと共に試着室があった。
「ふふっ、可愛らしいお母様とお子さんですね。」
「え!?」自分と翼がまさかの、とおもって翼くんはいいかしらとみると翼も少し照れた感じに顔を隠してた。
「恥ずかしいですっ…」
「翼くん、そこでどちらとも試着してみたらどうかしら?。」
「はいっっ!、どちらも着比べてみます!!。」そう言って翼は急いで走っていく。店員はちらり、と皇嵐を見て話しかける。
「ご家族でこちらのリゾートにこられたのですか?。」
「えっ、…そうね恋人と……」ああ今自分で言ってて恥ずかしくなる。
「あら!、そうなのですね。こちらのリゾートご家族やカップルにも人気なので楽しまれてください。」
「あの、良ければ……おすすめの水着教えて貰ってもいいかしら?。」構いませんよ!、と店員は明るく笑って皇嵐にオススメのものを教えていく。
「こちらのビキニは淡い桃色でお客様の綺麗な白いお肌にあっていいかと思いますよ、下から上へとグラデーションがあり海辺では注目されるのまちがいなしです!。」
「たしかに綺麗ね…桜みたい、あっその露出少ないのとかあるかしら?。」さすがに歳を考えてしまう…それに二人っきりでつけてもいいが、ラディッツの反応を簡単に想像してしまい聞く。
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