ひとつの幸せ~第11章~

「そうだ、皇嵐様。水着とか見に行かれるなら翼さんと先に見られたらどうですか?。」国重は、この思春期男子から一旦はなそうと思い提案する。
「それはいいわね…けど、大丈夫かしら。」
「なにがっすか?、主のことは俺様が見ときますよ。」
「ええ、
ラディッツが脅したりしないかと…」
「その天然砲ある意味すごいっすわー…、カリーさんのとこなんで野暮はしないと思いますよ。多分。」
「お前ら、俺をなんだとおもってる。」あまりにも理不尽だとラディッツは冷静につっこむ。いや、さすがに知人のとこでそんなことはせん。多分ってなんだ、最後まで庇えバカパクリとラディッツは訴える。
「そもそも遠征だのなんだので、俺は慣れてるぞ。」クソ王子たちのも代わりにしてたからな、と話し国重は冗談っすよーとラディッツにいう。
「まっ、ですがそれがいいかなと。皇嵐様も見たいものもあるでしょうし、主の嗅覚で位置は分かりますから!。」
「いちが わかる?」皇嵐は初めて聞いた言葉のように言う、いや待てそういえばカリグラも自分の場所がよくわかっていた。
『お前の匂い、ほかの女共より分かり易いぞ。』サイヤ人特有なのだろうか、いやだがカリグラの場合は彼特有のかもしれない。
「…皇嵐のだけ分かるくらいだ、おい犬。」
「はい!」
「皇嵐に虫が寄らんようにしておけ。」
「分かりました!、主様!!。」ギュッと皇嵐と手を繋ぐ、その顔はどこか気合を入れた子供のようで可愛らしい。
「あら、まもってくれるの?。」
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