ひとつの幸せ~第10章~

3日ほどたち、ラディッツの家にカリーとターレスが遊びに来た。
報酬と例の旅行の知らせでだ。
「ほれ金だ。」じゃらっと大袋ひとつを渡される。これ予定のものより多いのでは無いのか、と思ったがカリーの太っ腹はよくあることだと思い受け取った。
「ああ、星はどうだ?。」
「確認したが状態良かったぜ、よくやってくれたもんよ。おかげで俺が気になってたものまで見れっからなー」あそこの遺跡きれいでいいんだよ!、とカリーは少し興奮気味に話す。
ターレスはそれにこいつはまた…、と軽く頭を抱え話題を変えさせた。
「それよりラディッツへの褒美だろ?。」あの件、今のうちに言えよとターレスは皇嵐が居ないことを確認して告げた。
「そうそう!、ホテルはちゃんと2部屋取ったぜ。Raってやつはなんか住処あるんだろ?、お前あの後教えてくれたし。だから国重と翼、お前たちで用意しておいたからな。3日後にしておいた。あとよ」
「その…指輪の方は?」先日カリーと風呂の後連絡して、ラディッツは結婚指輪についても相談してたのだ。
カリーの方に調べたらそれは上等な龍の涙と呼ばれる金剛石があったからだ。雑誌でも採り上げられており、龍の涙を持つ恋人たちは幸福な生活を共に送れるという伝承があるのだ。 それでラディッツはカリーに良かったら、とおそらくそこまでないであろう頼みをカリーにしたのである。
「…あぁ、あの石のカットをもらって作るってやつね。出来てるよ。」俺別にあの石にそこまで拘ってねえし、とカリーはいう。
指輪につけるサイズにしても普通に億の金が飛ぶ。
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