再会

「あぁ、話が早くて助かるぜ。翼はしてくれると思うが…おまえはどうだ?。」
「俺様もしますよ…、事情が事情です。今更引けんでしょ。」はぁ、とため息を着く。また面倒なものが来たことだ、だが…主の幸せがかちとれるならそれはそれでいいのかもしれない。
「僕はもちろんします!、主様にはっ助けてもらいましたから。っわ!!」わしゃわしゃと月鬼に頭を撫でられる。
久しぶりの感覚に照れくさく感じて、翼はえへへと笑った。あの時の温もりは消えたが、月鬼の手は未だに翼にとっては暖かくおおきいのだ。
「…月鬼様の手、僕好きですッ。」
「そうかよ。」優しく微笑みお前が生きててよかった、と月鬼は翼に言った。
「僕も、月鬼様とまたこうやってあえて幸せですっ。その、たまにはここに僕もあいにきていいですか?。」
「…構わねぇよ、向こうでやる事やってから来い。俺は基本ここで呼ばれるまでの間調べ物しておくからな。」
「はいっ!、僕も何かあればお手伝いします!!。」国重は2人の光景を見て、本当に翼は月鬼に懐いているのだなと認識した。
月鬼が翼を見る目もどこか優しく、年の離れた兄が弟を見るようにも感じる。
「…月鬼さん、あんた翼さんに優しいんですね。」
「…こいつを見てると癒されるのあるからな。馬鹿みてぇに俺のことを恐れたり、媚びる連中と違うからよ。」そうか、自分と同じく彼は翼の純粋な真っ直ぐな心に癒されたのだ。
だから彼には何かしら教えてたのだと国重は納得する。これはもしや…
「(主もそうかもしれませんね)」
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