再会

「なっ、なんかあんたに言われると…俺様の主が言ってるようで怖いんですが…!。」
「あ?、俺もラディッツだからな。」
「あの人があんなこと言わねえんですわ!、言うても視界から失せろ木偶の坊とかなんですわ!!。」
「…邪魔だからだろうな。」
「そこら辺主ですわー…、まっつまりあんたはそのカリグラさんのに従って来たということでいいんすか?。」
「そうだな…、あの女皇嵐か。創造神…最上級のだろ、少なくとも。」お茶を飲みながら月鬼は国重に話しかける。
「……あいつは、俺の惚れた女の魂と同じものを持つ。正確に言えば俺が好きな女があいつの欠片なんだろうけどな。」
「帰蝶さまのことですか?、月鬼様。」
「名前まで言うなっ!、翼!!。」嗚呼、信長公の妻と同じ名前のお方だったのかと国重は思う。だがその女は…
「……亡くなったのですよね。」
「………あぁ、俺の一応親と上の雑魚どもによってな。俺もそこで死んだ。」その言葉に翼は眉を下げて、震えながら言葉を紡ぐ。
「…僕っ、聞きました光忠さんから……帰蝶様と月鬼様が…死んだこと。そしてっ、月鬼様が帰蝶様を殺された恨みで暴れたことや僕のこと…探しててくれたことも…お父さんお母さんのことも…」
「そうか……、わりぃな。家族の事、守れなくて。」いいです、と翼は言う。
「月鬼様がっ、今生きててくれて嬉しいですから!。」
「…その事があんたがここに来たことと関連すると。」
「…国重、お前のその主の道を守るためだ。」長谷部が後ろから国重に声をかけた。
3/7ページ
スキ