ひとつの幸せ~第8章~

「主らしいですがね。」
「お前より使えるぞ、バカパクリ。」
「あんたっ!、俺様に家事とかさせておきながらそれ言いますかい!?。」人のことを家政婦のようにこき使うくせに!。
「はははっ、落ち着いてください。私も気があって来たのですから…」
「来られたのいいですが、あなたどこに住むんですかい。ここフリーザの監視とかもたまにあるんですよ?。」俺様は刀にいますがね、と話すとRaはご安心をと空間に穴を開けて見せた。
そこには必要最低限の家具と書類庫があった。
「私、ここに基本いますので。声をかけて下されば駆けつけますよ。」
「…魔導師って変人の塊ですかね(カリグラさんだわー、これ)」平然と最上級魔術を使い空間に部屋を作るあたりは特に。
「魔道を追求するものだからね。それにしてもあなた…悪魔ですよね?、しかもまあえらいくらいの。」これは素晴らしい、とRaは国重を見てニヤリと笑う。
「うちのものたちとそっくりだ。」
「うちのもの?、あなたも付喪神を持ってるの。少し匂いがしたけど…」皇嵐の言葉に月鬼はいやはやさすが、という。
「貴方様も神なのでしょ、皇嵐様。契約者様からお聞きしまた…、さすがに隠しきれませんね。出なさい、長谷部…光忠。」その声に呼応して2振りは目の前へと出てきた。
「…はせべ?」まって、それはバカパクリと同じ名前じゃないかと国重を見るとあーどうしたもんかと言いたげな顔をしてる。
「…俺様ですよ、同一人物です。一応。」
「減らず口を相変わらず叩くな、国重。」
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