ひとつの幸せ~第8章~

とうの混乱させてきた張本人は、サラッと答えてくる。
「は?、魔導師??。そんな胡散臭そうなやつと?。」ターレスもどういう事だときいてくる。
ラディッツはあー鬱陶しいと言いたげに頭をかきこたえる。己がこいつは面白そうだと感じたこと、Raにすくわれたこと。なにより気があったこと。カリーたちは、これはどういうことと?となりつつ気があっておもしろって契約するのはこいつらしいなと納得し始めた。
「…そういう感じだ。」
「いやぁー、この方と話すの楽しくて楽しくて私も楽しませていただきましたよ。」
「OK、えっーとRaだったっけ…おまえラディッツとそっくりだな。」ぴくり、とRaはその言葉に反応する。
「(勘のいい男め、こいつここのシゲか)えーそうですかね?。」向こうの世界の友人を脳に思い出しながらRaは知らぬ存ぜぬと答える。
ほんと、こいつらの勘は恐ろしい…当人たちは何気に話してるくらいらしいが意外と核心を着くからやっかいだ。だが、この様子を見る限り己と重虎の関係に近いのだろう…。こいつを上手く利用すれば、とRaは考える。表情は崩さないように。
「似てるぜ、そもそもラディッツと会話続けれるやつの時点でな!。」
「おいどういう意味だターレス」
「そのまんまだぜ…、頭いかれてやがるし。」
「だからこそですよ、私としては欲深さそれを見るだけでも楽しめますからねぇ。」ふふふっ、Raは笑う。カリーはそれにこいつもこいつで頭いかれてやがるなーと感心した。
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