闇と影との出会い

「っくくははは!」Raはラディッツの言葉にこらえきれないように腹をおさえてわらう。
「っひーー、ははは!。いやはや面白い、あなたと私…初対面ですよね?。」
「ああそうだな、だが面白いやつだと思ったからだ。」
「だからこの契約書、今使っていいよな?。」Raは笑いを堪えれないまま、ええいいですよとこたえる。
「私も奇遇ですが、ただ見て少し話しただけなのに…面白いとあなたに感じました。」
「あなたの奥底にある欲の奥深さ、隅から隅まで見てみたい」
「なんだ気色悪いことを言うな…」
「そうですか?、魔術においては大事なんですよ。欲、というものは。」
「……」
「魔術や魔法というものは欲を叶えるためにあるものなんです、あなたは大きい欲があるのでしょ?。私に協力させてください、是非にね。」
「交渉成立、と受け取っていいか?。」
「ええ、構いませんよ。」すっ、とRaはラディッツに手を差し出してきた。
「我が契約者様、ぜひあなたの欲に付き合わせてください。」我ながら今回はホントらしくない、と思いつつRaの手を握った。
「…あぁ、ほんとにお前は不思議なやつだな」手が冷たい、死人のように。なぜだ、と思いつつラディッツはなぜ心の底でこれが本来の体温なのだろと妙に納得してしまった。
「不思議、ですか?。どうですかねぇ…」
「お前のノリにどうも乗ってしまうからな。」
「ふふふっ、それは私の言葉でもありまくよ?。本来こんなそうそう容易く契約しませんし。」
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