『約束したよなぁ？、ラディッツ』と尋問が始まる。その時こそ己の命はなくなるかもしれない。
どうしたものか、と考えてると低くでもどこか妖しい声が聞こえてきた。
「これはこれは…、先住人の方かな。」何故かその声に懐かしさを感じる、だが知らない声だ。いやでもカカロットに対して以上に何故か己の片割れだと感じてしまう。
「先住人では無い…お前は？」振り向くと怪しい男がいた。深く黒いフードをかぶり、腰には懐中時計をつけている。
顔を見ると上半分に紺色の仮面をつけている。男は自分が返した言葉に、ああそれは失敬！と言葉を返してきた。
「私もここのものではありません…、しがない魔導師ですよ。」魔導師…、魔法や魔術を追求するものたち。さては先程のも彼の仕業か？とラディッツは考えた。
「魔導師？、そんなやつが何故ここにいる。数日ほど前から俺がこの星を支配しようとしてたのにな。」
「ああそれはすみません、なにぶん慣れないもので…道に迷いましてねぇ。」
「道に…？」
「ええ、私転移魔法を使って色々と渡り歩いてたのですが…今回は座標をミスってたらしくて。」人差し指をひょいと出してそこに五芒星の書かれた魔法陣を出して彼は話す。
「（なるほどな、それのせいかバカパクリと似てると思ったのは魔力のか）」
「もしかして、こちらの土地も綺麗にしたのはまずかったですかね」腕を組み彼は自分に質問をなげかけてきた。
「ああ、綺麗にしろとうるさいヤツからのお達しだからな。」
「…綺麗にしてますが？。」