ひとつの幸せ~第7章~

ーその頃ー
「作業多すぎるだろ…!」軽く目を休めながら、ラディッツは事務作業をしてた。
やれ短期遠征に行ったり、やれ作業したりと色々と大変だ。カリーのやつめ、めんどくさいとサボってたな!とラディッツは心の中で悪態を着く。
「…なんだ、犬。」ガチャ、と扉が開く音がしてみてみると翼がお盆にお茶が入ったコップを乗せてはいってきた。
「あっ、主様作業してて大変かなと思って…」
「お前は…根性あるのかなんなのだ。」明らかに俺は近寄るな、と空気として出てたよな?とためいきをつく。
このガキ…あのとき拾ってからずっと足元をひょこひょこと着いてくる。厄介なのはこいつが中々実力があり、完全に追い払えないのだ。
あの手この手と世話を焼いてくる、もういいと仕方ないとなって己も甘えてるが。
「??、必要なかったですか?。」
「…そこに置いてろ」書類をのかして場所を作りラディッツは翼に話すとにぱ!とえがおをつくり翼はもってくる。
「お仕事、お疲れ様です!。」
「…あぁ。」国重が良くブツブツと俺様はあなたの小間使いですか?とよくいってきてて、なんだそれはと思ってたが恐らくこういうのだろうとラディッツは翼を見て思う。
己の身分として正式な部下(国重はパシリ)はいなくて分からないが、翼はひとりでもいれば仕事が楽になるタイプだなとわかる。
「置いたら、戻れ。」
「はいっ…あっ、主様。」
「なんだ。」
「…皇嵐様、少し寂しがってましたのでちょっとだけでも顔見せた方がいいかと思いますっ。失礼します!」
「………」
「…あのガキ、サポート上手すぎないか?。」
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