ひとつの幸せ~第7章~

ラディッツとわかれたあとのカリーは彼が去った、と確認したあと調べ物を再開した。
「……ふぅ。」やはりわかる限り神話レベルの偉業をしてきた事、そして…カリグラは弱い星のものたちにはなるべく優しく強いものたちそして暴れてくるものたちには冷徹に神の裁きのように滅びを与えてたことがわかった。
「…そのせいか、戦闘種族のようなものたちでは伝説はほとんど消えかけている…」己たちもそうだが、プライド高いもの達にとってカリグラという存在は厄介だろう。
クリスター星でもよくよく調べたら、カリグラの伝説はあった。カリグラはクリスター星の地下奥にある鉱石を見つけてアクセサリー作りやパワーが溢れるものを活用して自然ある星の生命を復活させたりもしたと書かれてあった。
「……まさか、俺が統治しようとした星とかカリグラと被るなんてな…」伝説通りで言えば、どの星にいようと当たるが。
このように伝承や記録で見ていくと、まるで己は先祖巡りをしてるようだと思う。
「…ラディッツの中にこの男のがね…」でも、妙に納得してしまう。皇嵐のラディッツへの執着や愛情、そしてなにより…時折見せる一瞬の莫大な戦闘力の上がり。
ターレスや自分はその力にバーダックの血か、と考えたがそうでは無いのかもしれないと思う。カリグラが中にいるからこそ、突然みせたのではないかと。
「もうちっと、見て言った方がいいかも…あっ」
「待てよ、そういえばヴァルド星のやつ!。」あそこもカリグラが統治したとこではないか!!、とカリーは思い出す。
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