ひとつの幸せ~第6章~

「今回はいい。」まさかの断りでラディッツはキョトンとする。先程まで書類作りを任せていたがカリーが?。
「なんだ、珍しいな。」
「今回はあくまで俺に任されたのだからな…、さすがにひとつは俺がしねえといけないだろ?。」
「そいつは言えてるな。」ほらこの星、とカリーはラディッツに渡す。
「あとこいつなっ」ドンッ、とつまれた書類たちを渡される。確かに大量にあってカリーたちが面倒くさがりそうだ。
「星の方は準備が出来たらで構わねえ、必要なのあれば俺が取り寄せる。書類の方はなるべく早くしてくれ、早ければ早いほど金は大量に渡すぜ。」
「あぁ、早くにしてやる。」
「頼むぜ、まあ終わったら飯でも食おうや。」
「その時の気分次第だな。」
「ノリわりぃー…」
じゃあな、と言いラディッツはカリーの部屋から出る。その時ラディッツは見逃さなかった、散らばってたカリーの資料の中の一つに一瞬古ぼけた絵で己と似た髪型と角を持つ男の絵が写ってたのを。
「(あれは…なんだ)」密かに人物の名前だけは読めた

カリグラ=ガイウス、と。
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