ひとつの幸せ~第6章~

「(くやみながらもわらび餅とか出していくあたり、ほんと国重優しくて世話焼きね)」皇嵐は面白そうにみていた。ほんとに、考えられないような現実だ。分かれていた世界のものたちがそれぞれ混ざり合い、ひとつの場所にいる。
神である自分ですら予測できてない事実だ、良いか悪いかは今は考えたくない。
でも、今はただ楽しんでいようとおもった。
「皇嵐様も飲まれますか?、あとお茶請けも。」
「ええ、頼むわ。」皇嵐はにこりと笑い受け取った。
5/10ページ
スキ