ひとつの幸せ~第5章~

「わかったわ、なら飲みたくなったら言ってちょうだい。グラス、用意するわ。」
「あぁ、感謝する。」そう言い、ラディッツは仕事の書類を片付けようと行動する。
「ごちそうさまですっ。」翼は食べ終わり、お皿を片そうと椅子から降りようとした。
「あらっ、もういいの?。おかわりもあるのに。」
「大丈夫ですっ、僕自分で片付けますからッッ。」おかわり?、ラディッツはその言葉に反応した。
「おい!、犬!!。おまえ皇嵐の食べたのか!?。」
「はいっ、いただきました。」
「あげたわよ、お腹すいてそうだったから。」
「……っっ~!!!(甘いのは苦手だが、皇嵐からのはずるい!!)」羨ましすぎる!、とラディッツは思う。もう仕事はそっちのけだ。
「…あなた、甘いのダメでしょ。」
「皇嵐からのは別だ!、俺も食いたい!!。」
「そう言うと思って、生地はおおめにしてるわ。」万が一の為にとしててよかった、と皇嵐はおもう。ほんとこの男はいつも子供なんだから、と。準備をし始めながらそして自然と思うのだ。
「(この人、子供できたらどうなるのかしら)」意外としっかりするかもしれない、子供たちは別あまかもしれないと。それともまたこうやって子供と私の取り合いするのかしらと。
「………(皇嵐様、今自分がとんでもないことを考えてると気づいてるのだろうか)」国重はその現場を軽く引きながらみて、さて仕事をしようとその場を離れた。
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