ひとつの幸せ~第5章~

「あーーーっ、終わった終わった!!。あー!、疲れたわ!!!!」扉を開けてカリー、ターレス、そしてラディッツが帰ってきた。
「おかえりなさい、……みんなボロボロじゃない。」
「事務処理とかで疲れたんだよ!、な。ターレス」
「あぁ、まぁほとんど」
「「ラディッツがしてくれたけど」」
「人の家に勝手に上がり込んで、更にはくつろぐな」びきっと、青筋をたててラディッツは2人に告げる。
「おいおいー……俺は、お前たちを育てた保護者だぜ?。ラディッツ」
「あー、そうだったな。だから若白髪かぁ?、カリー。いだだだ!!、首を絞めるな!」
「若白髪言うんじゃねぇよ!!、これは!地毛だわ!!」
「…お前たちふたりは落ち着け、皇嵐に言わねえといけないもんがあるからラディッツの家に来たんだろ。」ターレスはためいきをつきながら、ふたりにいう。
「言わないといけないこと?。」なんの事かしら、と皇嵐は首を傾げる。
ラディッツのうしろから、ひょこっと黒みがある水色の髪の毛を持った男の子…翼が出てきた。
「え………?」
「こいつのことだよ、ラディッツが」
「あらやだ、ラディッツ。あなた、子供いるなら言いなさいよ」ずこっっ!!!、ターレスとカリーはソファーからずっこけた。
「ちげぇよ!!、ラディッツと似てるとこなんてねぇだろ!!!」
「遠征先で拾ってきた子だ!」
「皇嵐、言っていい冗談と悪いのがあるぞ…?」海底からくみ上げた水なのだろうか、と言うくらいに低い声でラディッツは告げた。
「ごめんなさいね、冗談よ。でもこの子どうしたのよ…」見たところ、これは…別世界に分けたカリグラの魂の片割れの匂いをつけている。
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