初めまして愛しき方~第2章~
(しまった、やってしまった!。)慌てていると皇嵐が目を覚ました。
「…ん、って…生意気少年!。何でいるの!?。」生意気少年、皇嵐からつけられた呼び名だ。その言葉の当たり具合は見事なものだが、ラディッツはムスッとなり返事をする。
「居て悪いか!。カリーは俺の友人(パシり)だからいいだろ!!。」
「そうね、()ないだけは納得したわ。…あれ、その花は?。」フッと、ラディッツの左手に抱えてる花束に目がいった。
ラディッツはあぁ、と言って彼女の目の前にやった。
「やる!。」その手元の花に皇嵐は目を見開いた。
間違いない、この花は…忘れるはずがない。彼が昔、最後にと見せたものだから。
ー…俺のお前に対しての気持ちだ。ー…『恋に酔う』、だ。ー。嗚呼、忘れるつもりでいた記憶が頭をよぎっていた。
「…藤の花…?」カリグラの物だった花だ。カリグラの遺品はほとんど無くなったときいたが、残っているのだ。
彼のように強く、儚く。
「…知っているのか?。王城の近くになんか古い遺跡があって、そこからとってきた!。」
「…古い…遺跡…?」
「そうだ!。親父たちから近づくな、言われたけど俺は俺の意思でしたいから無視した。そしたら、なんか…こう、川みたいなのがあったような溝とか花があったようなのがあったんだ。」それは、忘れもしない。
(カリグラの庭園だ。)あの、彼のように絢爛豪華な庭園の。
「…ん、って…生意気少年!。何でいるの!?。」生意気少年、皇嵐からつけられた呼び名だ。その言葉の当たり具合は見事なものだが、ラディッツはムスッとなり返事をする。
「居て悪いか!。カリーは俺の友人(パシり)だからいいだろ!!。」
「そうね、()ないだけは納得したわ。…あれ、その花は?。」フッと、ラディッツの左手に抱えてる花束に目がいった。
ラディッツはあぁ、と言って彼女の目の前にやった。
「やる!。」その手元の花に皇嵐は目を見開いた。
間違いない、この花は…忘れるはずがない。彼が昔、最後にと見せたものだから。
ー…俺のお前に対しての気持ちだ。ー…『恋に酔う』、だ。ー。嗚呼、忘れるつもりでいた記憶が頭をよぎっていた。
「…藤の花…?」カリグラの物だった花だ。カリグラの遺品はほとんど無くなったときいたが、残っているのだ。
彼のように強く、儚く。
「…知っているのか?。王城の近くになんか古い遺跡があって、そこからとってきた!。」
「…古い…遺跡…?」
「そうだ!。親父たちから近づくな、言われたけど俺は俺の意思でしたいから無視した。そしたら、なんか…こう、川みたいなのがあったような溝とか花があったようなのがあったんだ。」それは、忘れもしない。
(カリグラの庭園だ。)あの、彼のように絢爛豪華な庭園の。