ひとつの幸せ~第2章~

それより、とカリーは息をはき皇嵐に声をかけた。
「皇嵐」カリーの声に彼女は驚いた様子を見せる。
「…なによ」
「少し、聞きたいことがある。ラディッツ、皇嵐を借りるぜ」
「は?、嫌だが」先程までの弱々しい様子はどこへやら。飼い主を守る犬のようにカリーを睨み付ける。
「そんなにらむなよ!、少し話を聞くだけだ‼。」
「……何を聞くのよ…カリー」きゅっと、皇嵐も警戒している表情をして聞いてくる。そりゃそうだよな、とカリーは頭をかいて真剣な顔をして告げた。
「………神のお前だからこそ聞きたいことだ。」その言葉に皇嵐は何かあるのだとおもいわかったわと答え、ラディッツのなかから抜けようとするが捕まれる。
「嫌だ」
「おまえっ、17そこらになろうとしてるのになんだよ!。そのだだっ子は!!」
「うるさい、カリー!!!。皇嵐は俺のなんだ!、おまえはターレスとイチャコラしてろ!」
「ターレスは男だろうが!、おれにそっちの気はねぇ!!。」
「っっ(それ地味に傷つくぜ、カリー)」片思い相手からの拒絶は鋭い。
「そうだ!、オレもカリーなんかとイチャコラしたくねぇよ!!」
「じゃっ、そこらの女としよけよ!!。皇嵐は俺のなんだもん!、俺と今イチャイチャしているから許さん!」
「もんって見た目に似合わないこといってんじゃねぇ!、仕事の話だ‼。」
「仕事の話ならここでしろ!」
「トップシークレットだ、あほが!!。そんなこと言ってっと、お前のあられもない姿を皇嵐に伝えてやる」
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