ひとつの幸せ~第2章~

(カリグラ=ガイウス、彼の家系は途絶えたと言われていますがその弟がいる……!。力を蓄える前に)「…消さなくてはなりませんからねぇ。」居もしないそんざいにおびえるなんぞ、あってたまるか。

「たっだいまー!、とぉ…」カリーはがチャリと家の扉を開ける。そこにはひたすら申し訳なさそうに皇嵐に抱きつくラディッツとあきれて二人を見るターレス、抱きつかれどうしたらいいかわからない皇嵐がいた。
「……おぉ、帰ってきたかカリー。」
「…これは、何が…」あのラディッツに記憶がないときの話をしたからだ、とターレスはため息をついて答える。
「安心しろ、ラディッツにお前が皇嵐に手を出そうとしたことは話してねぇ。」
「…お前っていいとこと言うかなんと言うかそういうときは気を使うんだな」カリーは頭をかきながら答える。
ラディッツが記憶を取り戻したことにより、諦めたことではあるからだ。
「一応お前に育てられたからな…」
「んで、ラディッツはあの暴言をはいたりしたこと聞いてこんな…コアラみたいになってるのかよ。」
「そういうことだ」返事をしたターレスを後目に、ラディッツと皇嵐に視線をうつす。
「…皇嵐、すまん…!!」なるほど…謝るってなんだ、なラディッツ言うのだから相当こらえてるのか。
「いいわよ、あなたも記憶を取り戻したでしょ?。大丈夫よ」
「だけどっ、俺がお前に……!」暴言を吐かれた本人より吐いた本人がこれとは奇妙な光景だ。なかなか見られない光景であろう。
3/10ページ
スキ