ひとつの幸せ~第2章~

カリーは強い力で首を絞められながらもくくっと笑みを浮かべた。
「……残念ですが、ひとつしかおれは知りませんよ。」首を絞められながらも普通に話すカリーにトアルは驚きながらカリーに聞き返した。
「…ひとつ、ですか?」
「当時は俺もこの話はただの伝説だと思っていました。カリグラ=ガイウス、彼は















その化け物のような力は彼本人のものであり王政を敷いた頃の力は悪魔との契約によるものだと」悪魔……!?、その言葉にフリーザは食い付きカリーを問いただした。
「カリーさん、あなたいま悪魔と言いましたかッ!。」如何にも、とカリーは返事をする。
「…フリーザさま、悪魔とは…?。そんな非現実的なものがこの世に「いますよ」!」トアルの質問にフリーザは即答し歯を食い縛り屈辱的に言葉を告げる。
「何せ私は実物をこの目で見ましたからね……!!。10年以上前惑星ベジータで!。あのときは龍の形をしたとんでもなく大きいものでしたよ……!」(しかもこの私が怪我をおわせられたのですから…!)フリーザが話しているのはあの長谷部国重のことだ。
「…あのときの悪魔と同じレベルか、それ以上かと。」国重のことかと察し返答する。
「…そうですか、確かにあの悪魔は…とてつもなく強いものでしたからね。なるほど、確かにサイヤ人があんな大きな力を持てるはずがありませんし…契約は納得ですね」考えるしぐさをしてフリーザは目を細めて呟く。
「いえ、フリーザさま。…カリグラはあの伝説の超サイヤ人を倒す力を既に悪魔と契約する前から持っていました」
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