ひとつの幸せ~第1章~

事の経緯は数分ほど前に遡る。
「失礼します」カリーは帝王フリーザの部屋に入った。そこにいたのは団欒と話すフリーザと…フリーザと同じ戦闘服を着た気に入られているいや帝王の嫁のトアルであった。
「…おや、カリーさんではないですか。予定通り遠征を終わらせてきたのですねぇ…」さすが、あのベジータより上の力を持つだけありますね、とフリーザは不気味に笑いながら話した。
「いえ、予定よりはやく終わりましたが…少し不思議な鉱石を見つけたものでして。」鉱石?、とフリーザの隣にいるトアルが聞き返してきた。
「もしかして戦闘力を集めるもの、ですかね…。我が軍の最下級に持たせている光線銃の一部に使われているもののオリジナルの…」タブレットを出し検索して話す。カリーは、さすが帝王フリーザに寵愛されている人だと感心してはいと返事した。
「如何にも、我が部隊のターレスに確かめさせましたところ…彼が持つ戦闘力の3倍の威力で光線は放たれ辺りの山々は破壊されました。惑星の3分の2は無くなるほどです。ご安心を鉱石がほとんどないとこですので」さすがはカリーさん、とフリーザは拍手をして上機嫌に話した。
「…3倍、ですか。つまり私がこの姿で使うと53万ですので…」
「159万、ですね。フリーザさま」彼女はニコリと笑いフリーザに答えた。
「ホーッホッホッホッ!、計算が早いですねぇ。トアルさん!!。それは使えるものですねぇ……これが、その鉱石ですか?」
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