ひとつの幸せ~第1章~

「…そして、フリーザさまの恋人だからな。」ギニュー特戦隊のレベルなのだから、大抵の星に制圧に行ける。
しかし、彼女は行かせられない。
フリーザが、行かせないといったからだ。彼が行くときは遠征についていくが、戦わせない。彼女が傷つかないためにだ。
「そういうことだ、トアルさんたちに私はお茶をつがなくてはならないから行くぞ。おまえもはやく報告を終わらせてこい」そういってザーボンはその場を去った。
「…あぁー、今行っていいのかね…。よろしくしていたらヤバイな…」あー、やだやだとため息ついてカリーは帝王フリーザの部屋に向かっていった。

ーー
「…つまり、俺は記憶を忘れて過ごしていたのか?。」そのころラディッツはターレスからここしばらくの間の話を聞いていた(カリーのは省かれて)。
「あぁ、そういうことだ。原因はヴァルド星のやつらの攻撃ではないかってことだが…。」
「…確かにあいつらから囲まれ…そして攻撃されて……!」思い出そうとすると頭に鋭い痛みが走る。皇嵐が、大丈夫?と背中をさすり優しく聞いてきた。
「…あっあぁ、だいじょうぶだ。」
「あるいみ病み上がりだ。聞かない方がよかったかもしれんな…」
「……それで、皇嵐は俺の看病をしていたのか?。」突然の爆弾発言に皇嵐は目をそらし、ターレスに視線をやる。助けて、と言いたげに。
バトンタッチかよ…ターレスは顔に手をやって息をはきラディッツに答えた。
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