共に生きていきましょう~第12章~

そういって去っていくターレスにカリーはため息をつき、呟いた。
「執念深いやつめ…」

「…皇嵐……!?」そこにいたのは寝ている皇嵐はまだいいだろう。だがつっこむところが二つほどある。
一つは彼女が見た感じ、はだかだということ。何かあったとしか思えない。
もうひとつめは、ラディッツが寝ていることだ。しかも皇嵐を大事に抱き締めて。
(記憶を思い出したのか…)でもなぜであろうか、どこか初々しく感じる。
まさか、思い出さずに…?。
そう考えていると皇嵐が先に目を覚ました。
「…ターレス?、帰ってきたのね…」
「…あぁ、すまんがひとつ聞かせてくれ皇嵐の隣にいるのはなんだ?。」
(まってそもそもいつのまに私、ここに…!?)「!!?、えっとな……キャアアアーー!!!」盛大に皇嵐の叫びが響き渡りカリーが慌てて部屋に来た。
「おい!、どうしたんだよ!?……ってラディッツ!!?、皇嵐もはだかじゃねぇか!」とりあえずこれまとっておけ、と戦闘服についてる白いマントを彼女に被せた。
騒いでいるとラディッツが目を覚ました。
「……なんだよ、騒々しい…!?」
「あ?、お前が皇嵐と「人の女にお前の汚いマントを被せるんじゃねぇ!!!」なっ!?」突然問答無用にラディッツから蹴飛ばされ、カリーは戸惑う。
ターレスも、皇嵐もだ。
「……お前、記憶が戻ったのか?。」その言葉、そしてその勢い……皇嵐を知って付き合ってた時のラディッツの勢いではないか。
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