共に生きていきましょう~第11章~

「?、あぁ。ここだ、






































なぜかわからないが゛お前に見せよう″と思ってな。」
「…そう、なのね…!」間違いない、ああまた彼は彼らは約束を忘れていないのだ。記憶がなくなろうと。
ラディッツが、幼い頃から己との約束だといって連れてきたところだ。記憶が忘れる前で見せたいと言って連れてきた。空を見上げればまだ夜になろうとしていたので以前よりは見えないが輝く星が見える。
嗚呼目が潤んでしまう、堪えようとしてるのに。
「二年前、ここに失敗して着陸してな。ここがよく見えると思って気に入ったんだ。実を言うと人を連れてきた……」ちらりと皇嵐を見ると顔を隠して泣いている。
がたり、と崩れ落ちそうになったので弁当を無視して抱えるといきなり声をあげて泣き出した。
「…っひく…!、ふっ……!!。うわあああああああああああああをああああああーーーんん!!!」ーどうして記憶をなくしたの。あなた待っていろと言ったのにーどうして私だけを忘れたの。愛していると言ったのにーどうして、どうして、覚えていないくせに私を避けていたくせに突然思い出したように優しくなるの。ーあなたは、あなたは、もう私の知るあなたじゃないのにー
「…っ、皇嵐…!」どうすればいい、どうすればいいのだ。泣かすつもりで連れてきたわけではない。ただ素直になれない自分が唯一アピールできることなのに。
抱き締めればいいのであろうか?。おそるおそる腰と頭の上に手をまわして優しく抱き締めた。
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