共に生きていきましょう~第11章~

「…秘密?、きゃっ!」問い返そうとしたとき、いきなり抱き抱えられた。
「ついてからの楽しみだ。弁当、うまく抱えておけよ。」そういわれると同時に浮遊感が襲いかかってくる。まさか飛ぶつもりなのであろうか。
「えっ、まっ「行くぞ」いやぁーー!!」猛スピードで空をかけていく。風がすごく飛ばされそうになるが、ラディッツに言われた通りしっかり抱き抱えていることでなんとか大丈夫だ。
「とっとんでいるとフリーザの手下たちから気づかれるんじゃないの!?。」
「安心しろ今日はほとんどのやつがいない。カリーたちが出ていっているからな」
「あいつらはフリーザ軍のなかでも精鋭だ。よほどのがない限りでない、つまり今回の遠征は大事のものだから他も出払っているということだ。」確かに下を見てみれば、人の気配が全くしない。
「代わりに警備はカリーがどこかの惑星から持ってきた人工知能の警備ロボのようだがな。」そうなんだ、と皇嵐は返事すると同時に無意識でラディッツの首にまわしてある手を強く抱き締める。
「……」(色々とあたってやばいな)
「どうしたの、真っ赤にして」
「お前、鈍感だと言われないか?。」
「失礼ね、これでもあなたより遥かに年上よ。」
「…そうかよ」鈍感だな、とラディッツは皇嵐の言葉に思う。
夕焼け空から夜の空になろうとしていた。ちょうどいい頃だとラディッツはおもい山上で降りる。
「……ここ、なの?。」彼女は固唾を飲み込み目を開けて聞く。
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