「…留守番だと？。」翌日、ラディッツはターレスに呼ばれた。
用件は今日から三日ほどカリーと短期遠征に行くのだがその間留守番をしてほしいとのことだ。
「そうだ、どうせお前は今日と明日明後日仕事がないだろ？。その間してほしいんだよ。」
「そんなの手下どもに「皇嵐をうっかり襲ってしまうかもしれないだろ。」……」ターレスからの言葉にラディッツは、納得せざるを得なかった。
あの治療の時しか会っていないが、美醜くらいわかる。皇嵐は極上の女だ。
戦闘に明け暮れているカリーやターレスの手下たちがそんな女と二人いたら何をするかは一目瞭然だ。
「お前なら女とかには興味ないだろうし…いいだろ？。」適材適所だとターレスは付け加えた。
「…だがな、俺も暇だというわけではないのだぞ？。」
「あ？、どうせ訓練もするつもりない消極的なラディッツくんは暇に決まっているだろ。」それに、記憶を思い出すかもしれないだろとターレスは言いそうになるがやめた。
（それはラディッツ自身が気づかないとな）
「俺に拒否権はないのか。」
「ねぇよ、まぁ女の護衛とでも思っとけ。」
「カリーの女のか？。お前も片思いしてて随分苦労するな。」ラディッツの言葉にターレスは絶句するしかない。
いや、見てきてないから仕方ないのだろ。
「うるせぇ…それにカリーの女じゃねぇよ。とりあえず留守番しろよ、いいな！。」俺は準備しないといけないからなと言いターレスはその場を去った。
「……バカパクリに荷物の準備をさせるか…」