共に生きていきましょう~第8章~

あれから数週間ほど時が経った。ラディッツの記憶は相変わらず戻らず、ターレスは嫌気がさしてきていた。変わったことがあるとすれば、カリーの##NAME1##への関わり方だろ。
完全に口説き落とすものとなっていて、皇嵐も察してか少し距離をとるほどだ。
「なあ、今晩一緒に出掛けねぇか?。」
「わっ、私はいいわ…」皿を洗いながら、皇嵐は断るがカリーは負けじと詰めより言う。
「そうか?、お前が好きな甘いものでも食いにいこうかと思ったけどよ。ケーキとか好きだろ?」
「…そうだけど、いいわ。今日はあまり気分がよくないから。」キュッ、と洗った皿についた水を拭き取り食器棚になおしていきながら答える。
カリーはその言葉に少し顔をしかめてわかったよと返答した。
「体調が悪いなら仕方ねぇ…今度行こうな。」
「えぇ…」最後の皿を棚になおして皇嵐は手を洗い奥の部屋に行った。
ターレスとカリーの二人っきりになる。
「避けられてるな、お前」ターレスはカリーに吐き出すようにいい放った。
「あぁ、あいつにとって俺は親しい友人みたいなものだったからだろ。」わかっているならするんじゃねぇよ!、とターレスは言いたくなるが堪える。
「まっ、それならラディッツは嫌われていた子供だったからな。俺の方が有利だ。」
「……」
「そう嫌そうにするなよ、俺はお前らにいっていたはずだぜ?。欲しいものはどんな手を使ってでも手に入れろってよ。」それを言われてたのは覚えてる、そもそも自分は…そんなカリーの生き様に惚れたのだから。しかし、弁えていたところのでだ。
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