共に生きていきましょう~第7章~

フッ、とベットの近くにある机を見る。
そこには青い石がついた首飾りがおいてあった。パクリのか?、と持ってみるがあいつはこんなのをつけないなと思い出す。
「……不思議なのだな…」覗き込むと海の水のように透き通っていて同時に夜空の星のような輝きを放っていた。
ズキッとまた頭が痛む。
ー…!!、好きだ!。俺と付き合え!ーまた来たの?あなたは、懲りないわねー俺はお前が好きだからな!、当然だ‼ー帰るのか?、俺を嫌いでもいい!。そばにいろ!ー…約束をしましょ。ー約束…?ー見つけて惚れさせてくれたらあなたとずっと一緒にいるわー本当か?、俺のものになってくれるのか…!!ー俺は絶対、お前を見つける…何がなんでもだー仲間なんか知るか家族なんか知るか、俺は…がいていくれたらいいー
幼い頃、そして今までの記憶らしきものが流れる。
自分のそばには女がいた、だが顔が見えない。声は何となくしかわからない。でもわかったことはひとつ、この女が自分を変えてくれたのだ。
記憶の湖をたどれば暗闇の中から出してくれたことがわかる。
(…会ってみたい…)この女に。会えばわかるかもしれない、今の自分に欠けているものが。

深夜、皇嵐はカリーたちの家から出て昔ラディッツに連れていかれた丘で星を眺めていた。
目映く満点の星が光り輝き流星が流れる。不思議と過去の記憶が自分の心のなかをゆっくり埋めていった。
「…思い出してくれるのかしら…」彼は、自分のことを。
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