「あなた、やっぱたらしなのね！。」皇嵐はカリーの言葉にふふっと笑って言う。花のような笑顔で。カリーはそれを見て目元をほこらばせて、ラディッツよりマシだろと答えた。
「まっ、男もたらしでなんぼだぜ。…ラディッツの所が居づらいなら俺らのとこに来たらいい。匿ってやるからさ」そういってカリーは鍵を手渡した。
「俺はちょっと医者に聞いてくるからよ、先に開けててくれ。」じゃっ、待ってろよと言ってその場を去った。

治癒室に戻り担当にカリーとターレスは、話を聞く。
「…カリー様の言う通りです。ラディッツさんは、一部障害が出てます。」
「…記憶を一部か？。」カリーは問う。すると担当ははい、と返事をした。
「治癒カプセルにいたとき、脳波が異常を出していました。我々の見解としてはなにかを思い出していたのかと…」
（皇嵐のことか…）ターレスは、顎に手を当てて考える。異常を出すほどのだから、それしかあるまい。異常を出すほどとは、さすがはラディッツだなと思った。
「ですが身体的症状はございません、これでもかと言うくらいに治癒されてるのです…正直に申しまして、治癒の早さに関してはベジータ様いやこのフリーザ軍のなかでも尋常ではございませんよ。」ここまで回復力があるだなんて…と医者はつぶやく。
「……記憶は戻るのか？。」カリーが聞くと担当は少し汗を垂らして答えた。
「………戻せる可能性はあります。しかし、あのように異常を出すほどに思われさらには忘れてしまったのですから…






低くございます。」