「頭の治療もした方がいいだろうな。性格もよッ！！。」頭をギリギリと掴まれてラディッツは離せ！、と暴れる。
カリーは気にせず知らぬ顔でさらに強めにつかんだ。
「やめろぉ！！！、痛い！。痛いんだよ‼。」
「カリー！！、もう少し強めにソフトに！。」
「オーケー！」
「ターレス、お前ぇ！！！。…！」はっ、とラディッツは皇嵐の方を見た。
「…あら、やっと気づいたの？。生意気ラディッツ」皇嵐はラディッツの様子にあきれたようにでも嬉しくはにかんで笑みを作り言う。
カリーも離してお前にしては珍しいなと言った。
「普段ならすぐに皇嵐！！、なのにな。お前が怪我をしたからと聞いてすぐに来てくれたんだぜ？。」
「そうそう、旦那を心配しておれの話を聞かずに…よっ、ご両人！」
「あなたたちからかってないかしら！？。」からかってねぇしー、と二人は重なり言う。普段のラディッツなら、そうだろ！！と自信ありげに言うだろ。
しかしなぜか彼は不機嫌だ。低血圧なのではなく、不愉快だと言いたい感じに。
皇嵐もさすがにおかしい、と思う。彼とはなにか違うと。
カリーやターレスも思う、そして彼ら二人はまさかとあることにたどり着く。その予想が当たった。
「ターレス、カリー。この女は誰だ？。」記憶喪失をしてしまったのだ。頭を強くやられて。