共に生きていきましょう~第5章~

「家族がバカにされたから当然のことだ!!。うちの子は優秀なのだからね‼。」
「モンスターペアレントの母親かよ…」
「悪いかよ、あとお前こそラディッツをバカにされたらキレるだろ。」
「夜道には気を付けてください、とは言うな。」暗殺宣言である。
「ほら見ろ、同じじゃねぇかよ!。」二人の言い合いを見て皇嵐は、微笑む。それは安堵したものでもありラディッツに対してのものでもあった。
(あなたは大事にされてないといっていたけど…こんなにも大事にされているじゃない。ラディッツ)友人として時として親のように守ってくれる強い二人から。悪のサイヤ人など、色々言われても彼ら二人は少なからずラディッツのことを思い行動してくれている。


しばらくたってから液体が抜ける音がしてきた。治癒時間が終えたようだ。
完全に液体が抜けたあと、カプセルの扉が開き同時にラディッツも目を覚ました。
相変わらず目覚めたときは低血圧なのか不機嫌そうな顔だと皇嵐は見る。
「おう、ラディッツ。やっと治ったか。」ほらよ、とラディッツにターレスは戦闘服などを渡す。
「…ターレス、カリー来てたのか。相変わらずの世話焼きだな。」
「お前がめいわくをかけてんだろうが!!、このボンクラ‼」ゴツン!!と強めにカリーは拳骨をした。さながら不良息子に制裁を下す肝っ玉な母ちゃんのように。
「その通りだぜ、ラディッツ。お前が!、おれたちに迷惑をかけてるから仕方なくだ。」
「いでっ!!、貴様!。カリー!!、俺は治療したばかりだぞ!?。」
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