共に生きていきましょう~第5章~

(まぁ、そうとしてもカリーより王子の方が立場は上なんだけどな。)権力は上でも戦闘力と経験は断トツにカリーだ。だから自分は…カリーに守られてばかりではいられないと考えている。
いつか、彼を守れるような大きい力が欲しいと。
「去れ、殺されたくないなら今すぐにな…」
「チッ!、言われなくとも貴様らの生ぬるい友情のなかにいてたまるか。ナッパ!!!、行くぞ!。」そういってベジータたちは舌打ちをして去っていく。
「空気を読まんやつが……、ターレスと皇嵐出てきていいぞ。もうだれも来ないからな。」
「おっおまえ、わかっていたのか?。」?ターレスは驚いた様子で出ていきカリーに聞く。
すると当然だろうがとカリーがあきれたように答えた。
「見え見えなんだよ、あの王子は気づいていなかったがな。」阿呆だよなとカリーはあきれたように頭をかいて言う。
「…その、カリー…。何であなたはあんなにキレていたの…?」皇嵐は少し戸惑いながらカリーに聞く。
理由はわかっている、でも彼の言葉から聞いてみたい。ラディッツに対して思っていることを。
「あ?、理由なんかひとつだよ。俺の友人であり弟であり家族だから。」ーあのとき、バーダックが俺に託してきたのだから。ー子達を思い戦ったあいつから、預かったのだから。ーだから、見守りたいのだ。彼を家族をー。
「…そういうことだろうとは思ったけどよぉ…カリー。お前、やりすぎだろ」ターレスはため息をついてカリーに言う。長年の付き合いでわかっていることだが、どうも彼のラディッツのことでキレた時の行動はなれない。
8/10ページ
スキ