共に生きていきましょう~第4章~ 微裏

「星を灰とかし、逆らうものはすべて殺す。従わざるものもだ。…当時ベジータ王家はそいつによって迫害されていた。辺境の地に追い出されてたみたいだ。…そこでひっそりと暮らしていたらしい。ちなみにその皇帝の名は…カリグラ=ガイウス。」
「…カリグラ=ガイウス…?」聞いたことも無い名前だし、普通のサイヤ人の名前じゃないなとターレスはおもう。
「珍しい名だがな。なんでも当時の時代じゃ意味は『悪魔の子』らしい。生まれもっての魔王だろ。…そいつはあだ名もあってな゛宇宙の魔王″、゛宇宙の悪夢″だってよ。」何て物騒な名なのだ、とターレスは冷や汗を垂らした。
そうしているとカリーが古びた本を出す。そこには昔のサイヤ人の言葉で゛カリグラ=ガイウス、肖像″と書かれてあった。昔カリーからサイヤ人の古い文字を教えられたから読める。
「…これ、どこから持ってきたんだ?」惑星ベジータはもう滅びている、他の星も無いだろうしいや封印しているだろう。
「俺の家だよ、昔かっぱらってきた。俺の家は遥か昔この男に仕えていたみたいなんだ、こいつが死んでからは実力も認められてベジータ王家に入れられたわけ。俺の名前もこの人のから肖ったらしい」なるほど、それであったのだなとターレスは納得する。そしてカリーの名前も…、そこからとはかなり関係が深かったことは伺える。
「それでカリー。中身は見たのかよ」いやまだ見ていない、とカリーはターレスの質問に答えた。
ターレスはその言葉には?と信じられないと言いたげに反応する。
「正確には見たくない、だな。どんないかついやつのか恐ろしくて見れねぇ。すげえ人とはわかるけどよ」ターレスはカリーの言葉にお前も大概厳ついだろ中身が、と言いたくなるが心を押さえる。
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