共に生きていきましょう~第4章~ 微裏

「…やっぱ知らねぇか、お前でも。」カリーはタバコをくわえつつまっ、そうだよなとかえす。
「知らねぇし、そもそもなんでそんな話をするんだよ。」カリーは気まぐれだと答えた。
「あとはフリーザが俺たちの母星を壊した原因でもあるからな……。」カリーはターレスにだけその事実を軽く話していた。ラディッツにはまだ伝えないでおこうと二人で話して。
「…詳しく聞かせてくれ。」
「…いいぜ、昔あの遺跡の王宮にはある一人の王…皇帝がいたんだ。…伝承によれば、あの超サイヤ人たちを殺した男らしい。その男は普通のサイヤ人と見た目も違った、左目が赤く龍のような角を生やしていて通常のサイヤ人の戦闘服ではなく異星のものを着ていた。」ターレスは序章の部分だけでもその男が異端だと感じる。
そもそも戦闘力が予想外なものだ、あの伝説を殺しているということで。
「…男はとんでもない強さを持っていたのは超サイヤ人の時点でわかるがそれだけじゃねぇ。宇宙の神を越し破壊神を一捻りで倒したほどだ、彼の名を聞けば惑星の住人は星から離れる、神が聞けば降伏すると言われた。政治でもサイヤ人を完全な戦士とした、戦闘力の低いものは弱いとこをそして頭脳をきたえ強いものは傭兵へ。…宇宙一だと言われた由縁はそこからだ。その男自身も自ら戦地へ訪れ戦果を取っていた。男が来たとこはすべて灰だと言われてる。」
「…化け物じゃねぇかよ…そいつ。」
「化け物さ、そいつの両親は至ってどこにでもいる下級だったがそいつはちげぇ。…俺たちのように拳だけの戦闘じゃなく、剣術や銃もさらには語学やすべての学問…ありとあらゆるものを極めたんだ。だからやつに勝てるものはいないと言われてた。」
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