その頃とある惑星では

カリーとターレスが、遠征をしおえ神精樹の種を植えて休憩し帰ろうとしていたとこだった。カリーは宇宙船の運転席にある引き出しの中から煙草を出して吸う。紫煙は黙々とあがり広がった。
「…なぁ、ターレス。」なんだよ、とターレスは神精樹の成長を見るためのカメラを作りながら返事する。
「…お前さ、惑星ベジータの王宮覚えてるか？。」
「王宮？、一応覚えているぜ。あの派手な城みたいなのだろ。」ターレスは、ラディッツと前侵入したことあるからなと懐かしげに答えた。
「……じゃあよ、あの王宮から離れのとこにある遺跡を覚えているか？。」遺跡？、とターレスは聞き返すがあぁと思い出す。確かラディッツが皇嵐のためにと花を取りに行ったとこだ。
「…あったな、あれがどうしたんだよ。」ターレスからしたら、カリーが聞いてきた遺跡は何処にでもありそうな古い建物だった。ただ王宮よりでかいな、というくらいの印象があったくらいである。
なのにカリーは真剣にしかも、とんでもないことを言うような雰囲気で聞いてきた。なのでターレスは、なぜか気になって仕方ない。だが予想通りというかカリーはとんでもないことをターレスに言った。
「…そこだよ、あれはな…











ベジータ王家でない王家の王宮なんだよ。元下級戦士のな」は…？、とターレスは言うしかない。元下級戦士…？、ベジータ王家でない王家？。はじめて聞く言葉だらけだしキャパオーバーだ。