大魔王の怒り

「皇嵐は、まだ見つからぬのかッッ!!!!。」ビリビリ!、と暗黒闇魔界にある城の王室辺り一体に落雷ばかりの怒声が響く。がたがたとあたりは震えて、目の前にいるものたちはその怒りをどうにかしずめようとおもうが身体が硬直して動かない。
「そっ、それが…!。黒王様‼、あのお方は探索でも…!」
「銀河パトロール隊に任せてもダメなのです!。全くどころか、所在もすべて…!!!」そう、行方不明となった皇嵐の探索で黒王がキレているのだ。
ギロリ、と赤い瞳で低姿勢な界王たちを睨み付けて地を這うようなドスの効いた声で黒王は聞く。
「そなたらを…何のために生ませ、何のために破壊しておらぬかわかっておるのか…?。この無能どもが!!!、破滅を味わいたいかッッ!。あの阿呆甥が、勝手に婚約を決めてやつは怒り消えた!。しかも…!!!」バンッ!!!、とある一枚の紙を壁に叩きつける。
「よりにもよって、この男がいる天の川銀河にだ!。…たかだか銀河ひとつ探すのに何を手間取っておるかぁ‼‼。」界王たちは震えて頭を下げる。もはや土下座と呼ぶには恐ろしいくらい下げてだ。
「しっ、しばらくお待ちください…!!!。かっ必ず!」
「必ず?、そういって貴様らは半年以上かかっておろうが!!!。」バギィ!!、と玉座を界王たちに当たるように蹴りおとす。
慌てて界王たちは、離れて避ける。当たれば死ぬ、とわかっているからだ。玉座は物の見事に床にクレーターを作りぶつかる。
するとだ、黒王が首をならして貫かんばかりの目線で一人の界王を見た。
「…北の界王よ…」後にラディッツの弟・悟空の師匠となる界王だ。
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