共に生きていきましょう~第3章~

翌朝

「…飲みすぎた…いや、飲まされ過ぎた…」ラディッツが顔を真っ青にして起き上がってきた。
壁に手をつけてずるずると歩いてだ。あのあとまぁ一杯!と、まるで新入社員を弄る課長のようなハイテンションな二人からラディッツは無理矢理飲まされていたのだ。
皇嵐は、あらかじめ言っていたので避けれたがラディッツはこの有り様である。ラディッツは父バーダック譲りで酒豪で酒には強いがあの二人には負ける。カリーに関しては樽二杯でも酔わないくらい強いのだから化け物である。
「断ればよかったじゃない…」
「あのハイテンションな二人を避けれるほどのスキルを俺はもってねぇ…!!」オェ、と吐きそうになるが何とかソファーまで歩き寝そべる。
二日酔いというより三日酔いになるのではというくらいの重症だ。
「…あの二人はいい加減部屋に帰ったんじゃないのかしら?。」カリーたちはあのあと、ラディッツの家から出ていき二件目にいってくると言っていた。はしごのみをするようだ。だけど時刻はもう昼になろうとする頃。
帰ったのでは、と皇嵐は言うとラディッツが異論を唱えた。
「…三日。」
「…えっ?」
「あいつらが遠征から帰ってきて酒を飲む期間だ。」ちなみに寝て起きてすぐ酒な、とラディッツは付け加える。
サァァ…、と皇嵐はラディッツがいった衝撃的な事実に顔から血の気が引いた気がした。
カリーに関してはその気はしたが、ターレスまでとは衝撃的である。この三人のなかではまともなのに。
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