久しぶり、愛しき君~第6章~

うっと、さすがのラディッツも言葉を言い返せない。
「だがな!、俺は戦士だ!!。こんなの「無謀と覚悟は意味が違うわよ!!名誉もよ!、あなたのはただのバカの一つ覚えだわ!!。」俺を心配するやつなんていないだろ!。」皇嵐はその言葉に驚く、今初めて聞いた彼の本音が思いが強く出たからだ。
「親父もお袋も俺のことなんかどうだっていい!!。それにあいつらは死んでいる!。カリーたちはただの腐れ縁だ!。お前も…!」反論しようとしたとき、皇嵐が優しく抱き締めてきた。
…ああ彼にも出てるのだ、カリグラの他人を信用しようとしない心が。でも、ラディッツのはそれとも違う。他人と一線ひいて、離れようとする心だ。
「…私が心配なのよ…」泣いているのか震えている。珍しい、なぜ自分のことで彼女は泣くのだ。
少し戸惑ったが、抱き締め返しすまないと謝った。
「……治すわ。」ラディッツから離れて傷口に手をかざしてきた。すると白い暖かい光が出て、傷を治していく。傷跡もきれいに消えた。
「神の力なのか…?」
「……そういうものね、下級の神でもできるものよ。生意気、もう無茶しないと約束してくれるかしら?。」
「何故だ…」
「私があなたのこと心配だからよ。」そう答えて皇嵐は顔を赤くする。もうこの言葉は明らかに告白であるから。
さすがのラディッツでも、気づくはず。だがラディッツは予想の斜め上のことを言ってきた。
「……それは、俺が年下の弟みたいだからか?。」天然通り越して純天然である。
「えっ!?」普段だったら、ラディッツのことだ皇嵐に『夫の意味か!』とニヤニヤ死ながら言うであろう(絶対に)。なのに、今はこの有り様である。
「?、違うか?」頭でもうったのこの人!?、皇嵐は心のなかで思うばかり。
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