久しぶり、愛しき君~第6章~

「それでもよ!、それにラディッツはまだ10代でしょ?。まだ若い子が「それならあぉ見えて主はモテてますので、とうの昔に作ってますよ。」でも…!」
「考えてみてください、主は皇嵐様のことを10年間思っていたのですよ?。今もあんなこといいながら結局は手を出してないでしょ?」(まぁキスしたり軽く皇嵐さまが寝てるとき胸触ってますが…)国重は少し思い出しながら言う。でもなんやかんやであの人は手を出さないし我慢しているのだ。彼女を想って。
そのぐらい皇嵐のことを愛しているのだ。並の想いではないだろう。
そういうとさすがの皇嵐もわかったのか考えておくわ、と顔を赤くして言った。
国重も最初は反対していたが応援したくなったのだ、彼らのことを。禁断で理解してはいけない恋でも。
そして何より…
(主が信長さまそっくりですからね…)不器用で素直ではないけど、まっすぐな愛を相手に向けることが。
だから応援したくなったのだ、思い出して。信長が妻への愛の向けかたと似ているところがあったから。それに…皇嵐も、もうあのカリグラとの事を繰り返したくはないであろうから。

深夜になろうとした頃、ラディッツが戻ってきた。
ちょうど調理をしおえたころだったので、皇嵐は出迎えた。やはり大変だったのかボロボロであったが嬉しいのかラディッツは彼女を見て子供みたいに無邪気な笑顔を向ける。
「よっ、帰ったぞ。」皇嵐はその彼の姿に安堵しながらもはやく着替えなさいと言った。
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