ハリー・ポッターと賢者の石
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騒がしい入学式が終わり、寮へと戻った。きらびやかなスリザリンの談話室を抜け、螺旋階段を昇る。最上階が私の1人部屋。基本スリザリン寮では2人1部屋だがスネイプ先生とダンブルドア先生の計らいで、1年中ホグワーツで過ごす私の為に用意してくれたのだ。
部屋に戻る途中、クラスメート達に声をかけられたがスネイプ先生に頼まれた課題があると嘘をつき逃げてきた。スネイプ先生の機嫌を損ねたくないだろうし、部屋まで追ってこないだろう。
ベッドの上でとぐろを巻いていたソヨンを抱き抱え、椅子に腰かける。
『ねぇ、ソヨン。お願いがあるんだけど、クィリナス・クィレル先生について調べてくれない?闇の魔術に対する防衛術の先生なんだけど嫌な感じがして。死喰い人か調べて。』
"貴女が真っ先に私に頼むのは珍しいわね。大丈夫よ。"
『ありがとう。早速明日から行ってくれる?』
"なんなら今から行ってくるわ。窓の外にお客さんがいるみたいだし私はお邪魔ね。"
窓に目をやると、外にちょこんと大きな白い梟が手紙を咥えて座っていた。
『誰の梟だろう。』
"知らないわ。それじゃ行ってくるから。"
ありがとうの意味を込めて頭を撫でると、ソヨンはするすると腕を抜け出掛けていった。
ソヨンを見送りながら窓を開けてやると、梟はさっきまで腰かけていた椅子の背もたれに止まった。
手紙を受け取り、梟を撫でてやると嬉しそうに目を細めていた。
"ロロ・ポッターさんへ
ハリー・ポッターより"
封筒に書かれた宛名は信じられないものだった。返事は来ないと思ってたから。勉強机からレターナイフを引き抜き、急いで開封する。
ロロ・ポッターさんへ
初めてハリー・ポッターです。手紙を送ってくれていた事は知りませんでした。ごめんなさい。たぶんダーズリー叔父さんが捨ててしまったんだと思います。僕は姉がいることはハグリットから初めて聞きました。貴女に会ってみたいです。貴女が良ければ時間をください。
ハリー・ポッターより
嘘でしょ?!いいの!会っていいの?!手紙!返事書かなきゃ!
『来い レターセット!』
机の上の教科書を凪払い、手紙を書けるだけのスペースを作る。緊張のあまり文字が震えてるかもしれないが読める範囲だし大丈夫だろう。
親愛なるハリー・ポッター様へ
手紙のお返事ありがとうございます。初めて私の存在を知ったのならさぞ混乱したでしょう。なのに会いたいと言っていただけ光栄です。しばらく授業などで忙しいでしょうから来週末はどうでしょう?もし、それより早く会ってみたいなら朝食前に湖近くの丘に来て下さい。私はいつも朝そこで箒の練習をしてるので。
ps.都合がつかなければまた連絡ください。授業頑張って。
ロロ・ポッターより
窓を開けて梟に手紙を持たせる。
『待たせてごめんね。これをあなたの主人に届けてくれる?』
梟は甲高い声を上げると窓から飛び出していった。賢い子なんだな。
今日はなんだか疲れた気がしてベッドに横になったが、興奮して眠れなかった。
部屋に戻る途中、クラスメート達に声をかけられたがスネイプ先生に頼まれた課題があると嘘をつき逃げてきた。スネイプ先生の機嫌を損ねたくないだろうし、部屋まで追ってこないだろう。
ベッドの上でとぐろを巻いていたソヨンを抱き抱え、椅子に腰かける。
『ねぇ、ソヨン。お願いがあるんだけど、クィリナス・クィレル先生について調べてくれない?闇の魔術に対する防衛術の先生なんだけど嫌な感じがして。死喰い人か調べて。』
"貴女が真っ先に私に頼むのは珍しいわね。大丈夫よ。"
『ありがとう。早速明日から行ってくれる?』
"なんなら今から行ってくるわ。窓の外にお客さんがいるみたいだし私はお邪魔ね。"
窓に目をやると、外にちょこんと大きな白い梟が手紙を咥えて座っていた。
『誰の梟だろう。』
"知らないわ。それじゃ行ってくるから。"
ありがとうの意味を込めて頭を撫でると、ソヨンはするすると腕を抜け出掛けていった。
ソヨンを見送りながら窓を開けてやると、梟はさっきまで腰かけていた椅子の背もたれに止まった。
手紙を受け取り、梟を撫でてやると嬉しそうに目を細めていた。
"ロロ・ポッターさんへ
ハリー・ポッターより"
封筒に書かれた宛名は信じられないものだった。返事は来ないと思ってたから。勉強机からレターナイフを引き抜き、急いで開封する。
ロロ・ポッターさんへ
初めてハリー・ポッターです。手紙を送ってくれていた事は知りませんでした。ごめんなさい。たぶんダーズリー叔父さんが捨ててしまったんだと思います。僕は姉がいることはハグリットから初めて聞きました。貴女に会ってみたいです。貴女が良ければ時間をください。
ハリー・ポッターより
嘘でしょ?!いいの!会っていいの?!手紙!返事書かなきゃ!
『
机の上の教科書を凪払い、手紙を書けるだけのスペースを作る。緊張のあまり文字が震えてるかもしれないが読める範囲だし大丈夫だろう。
親愛なるハリー・ポッター様へ
手紙のお返事ありがとうございます。初めて私の存在を知ったのならさぞ混乱したでしょう。なのに会いたいと言っていただけ光栄です。しばらく授業などで忙しいでしょうから来週末はどうでしょう?もし、それより早く会ってみたいなら朝食前に湖近くの丘に来て下さい。私はいつも朝そこで箒の練習をしてるので。
ps.都合がつかなければまた連絡ください。授業頑張って。
ロロ・ポッターより
窓を開けて梟に手紙を持たせる。
『待たせてごめんね。これをあなたの主人に届けてくれる?』
梟は甲高い声を上げると窓から飛び出していった。賢い子なんだな。
今日はなんだか疲れた気がしてベッドに横になったが、興奮して眠れなかった。