ハリー・ポッターと賢者の石
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箒を片手に校舎を進む。目指すは校長室。
恐らく、賢者の石についての話だ。グリンゴッツからホグワーツに移すにあたり、その防衛を頼まれていた。と言っても校長と他の先生方と一緒に守るのだが。これは勘だが、きっとヴォルデモートは賢者の石を狙ってくる。奴はまだ生きているはずだ。だってあの日ヴォルデモートは肉体を失ったに過ぎないのだから。
校長室の前にある不死鳥の石像の前で合言葉を唱えようと杖を取り出すと勝手に扉が開いた。
「そろそろ来てくれる頃だと思っての。ロロ、スネイプ先生から要件は聞いておるか?」
『はい。賢者の石の事ですね。』
歩いてダンブルドア先生の前に立つと先生はにっこりと微笑んだ。あぁ、殺したいくらいこの人が憎い。全部この人が悪い。きっとこの感情は私のものじゃない。
「その通りじゃ。4階の立ち入り禁止の部屋で守ることになってな。お主には最後の守りを頼みたい。引き受けて貰えんかの?」
『……準備は出来てます。』
最初に相談された時からこうなる事は予想出来てた。拒否権などないのだから。込み上げてくる憎しみと怒りを押し殺した。この感情はヴォルデモートのものだ。私に入り込んだあの人の魂の一部。ダンブルドア先生が信用出来ないのは多分このせい。でも仕事はきっちりこなしますよ。それがハリーの為になるからね。
薄暗い4階はホグワーツの中で最も不気味な場所かも知れない。基本立ち入り禁止のこのフロアは恐ろしいくらい静かだ。例の部屋の前にたたずむダンブルドア先生は私に気付くと手招きをした。
「姿眩ましでこの中に入る。くれぐれも吐かんようにな。」
『わかってますよ。失礼します。』
部屋から持ってきた鞄を抱え直し、先生の腕に捕まる。引き込まれる感覚に身を委ね、解放されると決闘場のような部屋についた。部屋の奥に麻袋に入った何かが台に置かれていた。恐らくあれが賢者の石。さて、守るための罠を仕掛けるとしますか。
鞄から水晶を4つ取り出し、部屋の角に設置する。写しの水晶だ。魔法を閉じ込め、必要に応じて引き出すことが出来る。人が部屋に侵入した時に発動するように魔法をかけてある。そして部屋の中央に双子人形を座らせれば私の罠の完成だ。双子人形は持ち主の姿を写し、人形が作動すると持ち主の意識は人形に憑依する。悪戯に使われる人形だが、魔法使いと戦えるように可能な限りの強化魔法をかけてある兵器へと仕上げた。石が欲しければ私と戦って貰おうじゃないか。
『できましたよダンブルドア先生。』
「では、戻るとしよう。もう夕食の時間じゃから食堂の方が良いかの?」
『スリザリン寮にお願いします。』
ソヨンは部屋に戻ってるかな。
恐らく、賢者の石についての話だ。グリンゴッツからホグワーツに移すにあたり、その防衛を頼まれていた。と言っても校長と他の先生方と一緒に守るのだが。これは勘だが、きっとヴォルデモートは賢者の石を狙ってくる。奴はまだ生きているはずだ。だってあの日ヴォルデモートは肉体を失ったに過ぎないのだから。
校長室の前にある不死鳥の石像の前で合言葉を唱えようと杖を取り出すと勝手に扉が開いた。
「そろそろ来てくれる頃だと思っての。ロロ、スネイプ先生から要件は聞いておるか?」
『はい。賢者の石の事ですね。』
歩いてダンブルドア先生の前に立つと先生はにっこりと微笑んだ。あぁ、殺したいくらいこの人が憎い。全部この人が悪い。きっとこの感情は私のものじゃない。
「その通りじゃ。4階の立ち入り禁止の部屋で守ることになってな。お主には最後の守りを頼みたい。引き受けて貰えんかの?」
『……準備は出来てます。』
最初に相談された時からこうなる事は予想出来てた。拒否権などないのだから。込み上げてくる憎しみと怒りを押し殺した。この感情はヴォルデモートのものだ。私に入り込んだあの人の魂の一部。ダンブルドア先生が信用出来ないのは多分このせい。でも仕事はきっちりこなしますよ。それがハリーの為になるからね。
薄暗い4階はホグワーツの中で最も不気味な場所かも知れない。基本立ち入り禁止のこのフロアは恐ろしいくらい静かだ。例の部屋の前にたたずむダンブルドア先生は私に気付くと手招きをした。
「姿眩ましでこの中に入る。くれぐれも吐かんようにな。」
『わかってますよ。失礼します。』
部屋から持ってきた鞄を抱え直し、先生の腕に捕まる。引き込まれる感覚に身を委ね、解放されると決闘場のような部屋についた。部屋の奥に麻袋に入った何かが台に置かれていた。恐らくあれが賢者の石。さて、守るための罠を仕掛けるとしますか。
鞄から水晶を4つ取り出し、部屋の角に設置する。写しの水晶だ。魔法を閉じ込め、必要に応じて引き出すことが出来る。人が部屋に侵入した時に発動するように魔法をかけてある。そして部屋の中央に双子人形を座らせれば私の罠の完成だ。双子人形は持ち主の姿を写し、人形が作動すると持ち主の意識は人形に憑依する。悪戯に使われる人形だが、魔法使いと戦えるように可能な限りの強化魔法をかけてある兵器へと仕上げた。石が欲しければ私と戦って貰おうじゃないか。
『できましたよダンブルドア先生。』
「では、戻るとしよう。もう夕食の時間じゃから食堂の方が良いかの?」
『スリザリン寮にお願いします。』
ソヨンは部屋に戻ってるかな。