ハリー・ポッターと賢者の石
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ハグリッドは無事ハリーの所に着いただろうか。早く夏休みが終れば良いのに。昨日書いた手紙はあれで良かったかな。そんな事ばっかり考えて居るとペットの黒蛇ソヨンに頬をつつかれた。
"昨日からボーっとしてる。今日は勉強しないの?"
ソヨンは蛇語で話し掛けてきたので頭を撫でて上げながら読みかけの本を閉じる。
『そうだね、今日の勉強はお休み。もうすぐハリーに会えると思ったら集中出来なくて。』
"会えない弟?"
『そうだよ。』
"私とも仲良くなれる?"
『ハリーは私の事嫌いだと思うの。だから難しいかもね。』
"ネガティブに捉えすぎよ。だから友達できないのね。"
『友達は居るからね。ボッチみたいに言わないでよ。』
"友達じゃなくて下僕でしょ。"
『下僕って他に言い方あるでしょ。』
"まぁ、いいわ。私以外にも弱さを見せられる人を作ることね。"
『……考えとくよ。』
"そう。せっかく天気も良いんだから部屋に引きこもらないで、クディッチの練習でもしてきたら。"
『そうだね。行ってくるよ。』
ベッドの隅に立て掛けられた箒を呼び寄せ、ソヨンと共に部屋を出る。
『ソヨンも箒に乗る?』
"遠慮するわ。私は散歩に行くから勝手に遊んでなさい。"
『夕食までに戻ってね。』
スリザリン寮の談話室でソヨンと別れ、クディッチのフィールドに向かった。
フィールドの真ん中でスニッチを放し、目を閉じて10秒カウントする。
『飛べ!』
スニッチ探しの始まりだ。フィールドの地面スレスレを最高速度で1周して客席の下やゴール付近にスニッチが飛んでないか見て回る。客席の上に移動し、ここでもフィールドを1周する。
……もう少し高度を上げよう。ふと下を見ると、客席にスネイプ先生がいた。その横にスニッチもある。
ほぼ直角に急降下し、手を伸ばす。スニッチは私の接近に気付き、逃げようとフィールドの中央の方へ移動し始めた。でも、もう遅い。この距離なら私の方が速い。スネイプ先生の真横スレスレを抜けてスニッチを捕まえた。旋回しながら速度を落とし、先生の隣に降りた。
「この調子なら今年も我が寮の優勝でしょうな。」
『さぁ、偶々ですよ。スネイプ先生は私に何か御用ですか?』
スネイプ先生は重々しく口を開いた。
「……あの件で校長がお呼びだ。」
『了解です。すぐ向かいます。』
スネイプ先生は真っ黒なローブを翻し、足早に行ってしまった。
"昨日からボーっとしてる。今日は勉強しないの?"
ソヨンは蛇語で話し掛けてきたので頭を撫でて上げながら読みかけの本を閉じる。
『そうだね、今日の勉強はお休み。もうすぐハリーに会えると思ったら集中出来なくて。』
"会えない弟?"
『そうだよ。』
"私とも仲良くなれる?"
『ハリーは私の事嫌いだと思うの。だから難しいかもね。』
"ネガティブに捉えすぎよ。だから友達できないのね。"
『友達は居るからね。ボッチみたいに言わないでよ。』
"友達じゃなくて下僕でしょ。"
『下僕って他に言い方あるでしょ。』
"まぁ、いいわ。私以外にも弱さを見せられる人を作ることね。"
『……考えとくよ。』
"そう。せっかく天気も良いんだから部屋に引きこもらないで、クディッチの練習でもしてきたら。"
『そうだね。行ってくるよ。』
ベッドの隅に立て掛けられた箒を呼び寄せ、ソヨンと共に部屋を出る。
『ソヨンも箒に乗る?』
"遠慮するわ。私は散歩に行くから勝手に遊んでなさい。"
『夕食までに戻ってね。』
スリザリン寮の談話室でソヨンと別れ、クディッチのフィールドに向かった。
フィールドの真ん中でスニッチを放し、目を閉じて10秒カウントする。
『飛べ!』
スニッチ探しの始まりだ。フィールドの地面スレスレを最高速度で1周して客席の下やゴール付近にスニッチが飛んでないか見て回る。客席の上に移動し、ここでもフィールドを1周する。
……もう少し高度を上げよう。ふと下を見ると、客席にスネイプ先生がいた。その横にスニッチもある。
ほぼ直角に急降下し、手を伸ばす。スニッチは私の接近に気付き、逃げようとフィールドの中央の方へ移動し始めた。でも、もう遅い。この距離なら私の方が速い。スネイプ先生の真横スレスレを抜けてスニッチを捕まえた。旋回しながら速度を落とし、先生の隣に降りた。
「この調子なら今年も我が寮の優勝でしょうな。」
『さぁ、偶々ですよ。スネイプ先生は私に何か御用ですか?』
スネイプ先生は重々しく口を開いた。
「……あの件で校長がお呼びだ。」
『了解です。すぐ向かいます。』
スネイプ先生は真っ黒なローブを翻し、足早に行ってしまった。